Loghouse


メリット

・健康に良い

 自然素材無垢の木でできており、化学物質を使っていないのです。

 塗料も自然塗料を使用し、ホルムアルデヒドはゼロです。

 現代の建物の多くには、建材(合板・石こうボードや壁紙など)に化学物質(接着剤など)がたくさん使われているのです。

 新築の家に行くと、よくツンとした独特の臭いがしますよね。何の臭いでしょうか?

 

・夏涼しくて、冬暖かい

 外壁が分厚い木なので、熱を通しにくいのでしょう。

 以前住んでいたコンクリートの建物とは大違いです。

 夏は1階が涼しく、冬は2階が暖かいです。・・・夏は2階が暑く、冬は1階が寒いです。

 太陽の影響は大きいということでしょうか。

 そんな時に活躍してくれるのが、シーリングファンです。

 夏は冷たい空気を1階から2階に、冬は暖かい空気を2階から1階に運んでくれます。

・調湿効果

 木が呼吸しているため、湿度を調節してくれます。

 湿度が高いとき、木が水分を吸ってくれて、湿度が低いとき、木が水分を吐いてくれるのです。

 梅雨の時期も家の中はへっちゃらです。

 窓枠も木、さらに2重ガラスのため、結露とも無縁です。

 

・高耐震

 がちっと木と木を組んでいるため、地震に強い

 柱がないので、倒れるということがないんです。

 ただ木は収縮しますので、縦に長いボルトを4ヶ所入れていて、定期的に締め付けが必要です。

 北海道奥尻島の地震の時、ログハウスが津波にも耐えて、その後避難所として使われたそうです。

 

・癒し効果

 木には、ストレス緩和・リラックス効果があります。

 フィトンチッドと呼ばれていて、森林の香り、木の香りが人間にはとても良いのです。

 森林浴をすると気持ちいいですよね。

 一日でもっともリラックスするお風呂は、壁の上側と天井は木にしました。

 お風呂なので、内側の壁と天井は湿気に強いヒノキにし、透明色の防腐塗料を塗りました。

 木というだけで、なぜかリラックスできるんですよね。

・細かいことが気にならない

 我が家には、犬と猫がいます。

 犬は木を噛んで削り、猫は爪とぎをして木を削っています。

 傷だらけですが、もともと木そのままで、節や傷は多いので気になりません。

 きれいな壁紙だと傷も目立ちますので、そうはいかないですよね。

 

・火災の時

 火災においても、燃焼が内部に及ぶまで時間がかかります。

 それは、太い木であることと燃えるときに木の表面が炭化するためです。

 化学物質がないので、一気に燃え広がることがありません。

 さらに、有害物質の発生もありません。

 

・高耐久

 手入れさえキチンとすれば、100年もってくれます。


デメリット

・外壁の塗装作業が大変

 外壁が木なので、定期的(5年に1回)に防腐塗料を塗らなければならないのです。

 「えっ?そんなに・・・」と思うのですが、木なので、腐ってしまっては大問題です。

 業者にお願いすると高い費用がかかるので、自分で塗ってます。

 特に高いところは足場を自分で組んで塗りますので、一人で作業するのは本当に大変です。

 平屋にすれば良かったと思ったりもします。

 

・害虫予防が必要

 シロアリなど、害虫対策が必要です。

 土台の木を防虫効果の高いヒノキにし、ベタ基礎で床下に大量のを敷いています。

 炭焼きのおじさんから大量の炭を安く買い、トラックで運びました。

 おじさんが言うには、「炭はそのまま敷き詰めた方が効果が高いよ。」とのことです。

 炭のおかげで、防虫効果も高く、虫が近寄ってこないようです。

 薬剤散布はしてませんが、今のところ問題ないようです。

 今後も定期的なチェックは必要です。

 

・床下の防湿対策が必要

 ログハウスに限らず木造住宅はすべてそうなのですが、床下の土台の木が腐ると大変です。

 防虫対策とも関連しますが、ベタ基礎にし地面からの湿度をカットします。

 その基礎の上に、を敷きつめ、湿度を調整しています。

 基礎の通気口にも、炭を置きました。

 土台の木には、湿気に強いヒノキを使いました。

 今のところは、これで大丈夫なようです。

 

・雨漏り対策が必要

 雨漏りがあれば、すぐに家の中まで入ってきてしまいます。

 壁が木そのものなので、すき間がないためです。

 木と木の間の防水のため、コーキングは定期的にしなければいけません。

 コーキングは年数とともに劣化してしまうのです。

 雨漏りをそのままにしておくと、最悪の場合、木が腐ってしまいます。

 

・レイアウト変更が困難

 構造躯体で組んである太い木は、基本的に変更できません。

 窓や出入り口の変更も構造上問題がある変更はできないのです。

 また、コンセントの位置などは変更ができません。

 壁に隙間があいている住宅と違って、木に穴をあけて線を通しているので、場所を変えることができないのです。

 家の内側で、構造壁でなく後から作りつけている壁については、中が空洞になっているので大丈夫です。

 

・木が反ってくる

 無垢の木なので、木が反ってくることもあります。

 ドア付近の床材が反ってくると、徐々に隙間がなくなり、開けにくくなることもあるのです。

 そういうときは、ドアの方の隙間を増やすようにするか、床を削って隙間を作らなければいけません。

 

・窓やドアの修理部品がない

 ログハウスでも、我が家のように輸入して建てた場合、窓やドアは外国製です。

 日本の物とは仕様が違っているので、壊れた時に部品が入ってこないのです。

 とくに年数が経つと、部品は製造されていません。

 日本製でも古いものは、もう部品がないということがありますが、仕様が似ているので修理可能な場合が多いのでは・・・。

 

・スレート瓦は塗装が必要

 ログハウスだからということではないのですが、建築当時ログハウスにはスレート瓦が多く使われてました。

 そのスレート瓦は経年劣化するため、定期的な塗装作業が必要なのです。

 そのまま放っておくと、雨水がしみ込んでくるようになるということです。

 業者に頼むと100万円近くかかるとか・・・。

 こんなにかかるのなら、メンテナンスのいらない物に葺き替えた方がいいような気がします。

 自分で塗るのも、屋根の勾配が急なので大変です。

 さらに一度塗っても、また10年から20年経つと、塗らないといけない時期が来ます。